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臨床報告
Carbohydrate Antigen 19-9産生空腸癌の1例
著者: 青柳慶史朗1 掛川暉夫1 孝冨士喜久生1 児玉一成1 武田仁良1 浦本幸彦2
所属機関: 1久留米大学医学部第1外科 2久留米大学医学部第2内科
ページ範囲:P.1095 - P.1097
文献購入ページに移動原発性小腸癌は比較的稀な疾患で,十二指腸癌を除くと,本邦では全消化器癌中0.1〜0.3%1)を占めるにすぎない.近年,画像診断などの発達により小腸癌の報告も増加しつつあるが,その腫瘍マーカーについての報告は少ない.
最近われわれは,血中carbohydrate antigen 19−9(CA 19-9)が高値を呈し,切除標本の免疫組織学的検索でCA 19-9産生を証明しえた空腸癌の1例を経験したので報告する.
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