文献詳細
文献概要
外科研修医実践講座・4
手縫い吻合と器械吻合(上部消化管)
著者: 鶴丸昌彦1
所属機関: 1虎の門病院消化器外科
ページ範囲:P.1193 - P.1197
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消化管は実質臓器と違い,切除,郭清が行われたあと,消化管の連続性を確保するために必ず再建を行わなければならない.この再建なくしては経口摂取ができないわけであり,また再建がうまくできなければ術後のQOLは著しく損なわれるのである.この意味で,消化管手術において再建はきわめて重要な部分であり,再建の基本操作である消化管吻合・縫合について改めて見直すということは意義のあることである.消化管吻合・縫合の実験的なことは他書に譲り,ここでは実践的な手技を中心に述べることにした.
消化管を上部消化管と下部消化管に分け,上部を虎の門病院の鶴丸が,下部を三井記念病院の坂本先生が担当することになった.それぞれ多少,基本的な考え方や手技が異なるかとは思うが,参考にしていただければ光栄である.
消化管は実質臓器と違い,切除,郭清が行われたあと,消化管の連続性を確保するために必ず再建を行わなければならない.この再建なくしては経口摂取ができないわけであり,また再建がうまくできなければ術後のQOLは著しく損なわれるのである.この意味で,消化管手術において再建はきわめて重要な部分であり,再建の基本操作である消化管吻合・縫合について改めて見直すということは意義のあることである.消化管吻合・縫合の実験的なことは他書に譲り,ここでは実践的な手技を中心に述べることにした.
消化管を上部消化管と下部消化管に分け,上部を虎の門病院の鶴丸が,下部を三井記念病院の坂本先生が担当することになった.それぞれ多少,基本的な考え方や手技が異なるかとは思うが,参考にしていただければ光栄である.
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