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手術手技
胃壁2点固定法による経皮内視鏡的胃瘻造設術
著者: 浅野道雄1 宮脇哲丸2 安藤久實3
所属機関: 1協立総合病院外科 2出雲中央クリニック 3名古屋大学分院外科
ページ範囲:P.1205 - P.1208
文献購入ページに移動経皮内視鏡的胃瘻造設術は1980年,Gaudererら1)によって初めて報告されて以来,多くの改良が加えられ普及してきている2-8).この方法で最も重要なのは,瘻孔が形成されるまで胃壁と腹壁の固定をいかに確実に,しかも簡便に行えるかという点である.従来われわれは,バルーンカテーテルを用いて胃壁を腹壁に牽引固定する方法5,7)を用いていたが,バルーンの自然収縮によりカテーテルが脱落し,腹膜炎を合併した症例を経験した.そこで,内視鏡的に胃壁と腹壁を2点で結紮固定する方法(以下,本法)を施行し,良好な成績を得たので手技およびその有効性について述べる.
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