icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科48巻9号

1993年09月発行

文献概要

臨床報告

双葉性顔面動脈粘膜皮弁により再建した咽頭皮膚瘻の1例

著者: 亀井譲1 鳥居修平1

所属機関: 1名古屋大学医学部形成外科

ページ範囲:P.1223 - P.1225

文献購入ページに移動
 はじめに
 顔面動脈粘膜皮弁は,1983年にSasakiらが,axial island cheek flapとして報告して以来,頸部食道の瘻孔や狭窄に対し利用されている.しかしながら,頸部食道瘻孔では粘膜欠損部と皮膚欠損部がずれていることがあり,このような場合には,粘膜弁と皮膚弁が分離していると利用しやすい.今回われわれは,顔面動脈粘膜皮弁を粘膜弁と皮膚弁の双葉性とし,咽頭皮膚瘻に利用して良好な結果を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?