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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻1号

1994年01月発行

文献概要

特集 乳癌診療—今日の話題

乳癌画像診断の進歩—(1)乳房超音波診断

著者: 植野映1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系

ページ範囲:P.21 - P.26

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 乳癌の検査法は機械走査式からリアルタイム式となり,その診断基準も徐々に変遷を遂げている.最近みられた新しい所見は乳腺境界線の途絶所見,浅在筋膜浅層の牽引像,動的検査による弾力性と可動性の評価,腫瘍サイズの測定の方法であろう.また,カラードプラにより乳癌の診断もなされるようになり,さらにその診断は容易となってきている.他方,良悪の診断以外にも,乳癌の温存療法の適応の評価あるいは乳癌の進展範囲の評価にも利用されるようになった.乳癌検診への応用も盛んとなっており,その現状についても言及した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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