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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻1号

1994年01月発行

文献概要

特集 乳癌診療—今日の話題

乳管内視鏡の実践

著者: 岡崎亮1 岡崎稔1 浅石和昭1 平田公一1

所属機関: 1札幌医科大学第1外科

ページ範囲:P.33 - P.40

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 主にsilicafiberscopeを用いた乳管内視鏡検査について概説し,本検査の臨床的意義について述べた.現在,数種の乳管内視鏡が使用されており,目的と症例に応じた選択と手技の工夫を行うことが必要である.乳管内微小病変は各々特徴的な内視鏡所見を示すことから,確定診断のためには,病変の乳管内進展形態に応じた内視鏡下微小検体採取法を行うことが重要である.また,乳管内視鏡検査は①乳管内微小病変の診断的意義のみならず,②Microdo—chectomyや乳頭温存根治術の適応と手技の改良に貢献し,③乳管内乳頭腫に対する内視鏡下LASER照射治療を可能とした点で多大な臨床的意義を有している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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