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特集 乳癌診療—今日の話題
文献概要
乳房温存療法は,欧米においてはStage I期,II期の早期乳癌のスタンダードの治療法となっているが,日本においてはまだ試験的な治療法の段階にとどまっている.その両者における適応と治療成績を対比させ,相違点を明らかにした.欧米における乳房温存療法の成績から判明していることは,本療法はすべての症例に適応があるのではなく,術前に注意深く症例を検討したうえで選択しなければ,乳房内再発が増加するということである.
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