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特集 乳癌診療—今日の話題
乳癌に対する自家造血幹細胞移植を併用した大量化学療法の現況
著者: 徳田裕1 久下壮一1 柳田優子1 則久洋子1 奥村輝1 太田正敏1 久保田光博1 田島知郎1 三富利夫1
所属機関: 1東海大学医学部外科
ページ範囲:P.83 - P.88
文献購入ページに移動さらに,腋窩リンパ節転移が10個以上の症例を対象に術後補助化学療法として本法を導入し,高い無病生存率を得ており,現在,臨床第Ⅲ相試験がすすめられている.最近では,末梢血幹細胞移植(PBSCT)が利用されるようになり,好中球および血小板の回復が促進され,本法をさらに安全に行うことが可能となった。しかも,骨髄に比して腫瘍細胞の混入が少ないPBSCは,乳癌に対する本療法において使用する自家造血幹細胞として注目すべきものと考えられる.
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