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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻10号

1994年10月発行

文献概要

イラストレイテッドセミナー・7

はじめての右半結腸切除術・LESSON 1

著者: 篠原尚1

所属機関: 1京都大学第2外科

ページ範囲:P.1319 - P.1328

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 1.術者は右に立ち,肋骨弓下から始まる傍腹直筋切開を加える.右半結腸切除術は,むしろ上腹部の手術である.
 2.腹腔内を精査したのち開創器をかける,まず,右半結腸の脱転操作から始める.盲腸外側で壁側腹膜と腸管漿膜との移行部を確認し,その約1cm壁側腹膜寄りをメッツェンバウム剪刀で切開する,そのまま盲腸下縁を回って回腸末端から約3cmの腸間膜根(後腹膜)を切開し,さらに回腸切離予定線へ向かって切り上げておく.症例によっては,回盲部が後腹膜から遊離していることもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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