文献詳細
特集 施設別/新・悪性腫瘍治療のプロトコール
Ⅳ.肝癌治療のプロトコール
(3)京都大学医学部第2外科
著者: 田中明1 高田泰次1 山本雄造1 猪飼伊和夫1 森本泰介1 山岡義生1
所属機関: 1京都大学医学部第2外科
ページ範囲:P.132 - P.138
文献概要
肝癌に対する肝移植による治療は成績が不良であり,ドナー不足を考慮すると,脳死肝移植の適応とは容認されにくい.しかし,腹水,黄疸,肝性脳症を伴う肝硬変末期に小さな孤立性の肝癌が併発している場合は,肝硬変,肝癌に対する治療として,肝臓移植は適応となると考えられる.
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