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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻11号

1994年10月発行

特集 施設別/新・悪性腫瘍治療のプロトコール

Ⅴ.胆管癌治療のプロトコール

(3)国立がんセンター東病院外科

著者: 竜崇正1 木下平1 小西大1 河野至明1 新井仁秀1 谷崎裕志1 趙明浩1

所属機関: 1国立がんセンター東病院外科

ページ範囲:P.167 - P.172

文献概要

 胆管癌は局所を中心として進展する癌であり,遠隔転移は比較的少ないとされる.このため,予後は癌の進展のみならず黄疸や胆管炎に左右される.われわれは,治療の主体は局所をいかに制御するかであると考え,肝切除や血管合併切除を併施して積極的に対応している.また,有効な局所療法である術中照射,体外照射,胆管腔内照射などを手術の補助療法もしくは切除不能例の治療に積極的に応用している.効果がありかつ延命に寄与する化学療法は現在のところないので,切除不能例や再発例で患者が希望する以外には化学療法は行わない方針としている.本稿では,われわれが実際に行っている胆管癌治療プロトコールについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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