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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻11号

1994年10月発行

文献概要

特集 施設別/新・悪性腫瘍治療のプロトコール Ⅶ.膵癌治療のプロトコール

(4)栃木県立がんセンター外科

著者: 菱沼正一1 尾形佳郎1

所属機関: 1栃木県立がんセンター外科

ページ範囲:P.210 - P.216

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 われわれは,膵癌治療において集学的治療を重視し,予後の向上とともに患者のquality of life(QOL)の改善を目指すという基本姿勢で治療に臨んでいる.患者の状態が許す限り局所進行膵癌に対して外科的切除を試み,術中・術後照射を追加する方針をとっている.また,広範な後腹膜リンパ節・神経叢郭清と,必要があれば血管合併切除を行う一方で,根治性が損なわれない限り全胃温存術式を積極的に取り入れ,術後の栄養状態の改善とQOLの向上を目指している.当施設における膵癌の診断・治療から長期フォローアップまでをフローチャートに示した(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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