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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻12号

1994年11月発行

文献概要

特集 ストーマの造設と管理—患者のQOLの視点から

ストーマの管理(2)—洗腸による管理

著者: 新井英樹1 田沢賢次1 南村哲司1 勝山新弥1 竹森繁1 塚田邦夫1 藤巻雅夫1

所属機関: 1富山医科薬科大学第2外科

ページ範囲:P.1409 - P.1413

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 人工肛門造設を余儀なく施行された患者(オストメイト)にとって,ストーマの管理は切実な問題であり,ケアの1つの方法として古くから洗腸療法が行われてきた.そして現在までに,日本でも大いに普及してきている.しかし最近では,皮膚保護剤の発達により,自然排便法による管理も増えてきているのが現実である.
 ストーマ管理において自然排便法が良いか洗腸法が良いかは,古くて新しい命題であり,それぞれに利点,欠点がある.これまでわれわれは,洗腸療法を積極的に指導してきたが,それを続けていくかどうかの選択は,本人のQOLに応じ,患者自身にまかせるようにしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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