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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻12号

1994年11月発行

文献概要

特集 ストーマの造設と管理—患者のQOLの視点から

ストーマの合併症

著者: 磯本浩晴1 荒木靖三1 白水和雄2 赤木由人2 掛川暉夫2

所属機関: 1久留米大学附属医療センター外科 2久留米大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1415 - P.1420

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 ストーマの合併症をわれわれが経験した症例から前期(1974〜1984年)と後期(1984〜1992年)に分け比較検討した結果は,有意の差をもって後期が減少していた.その内容からは社会復帰後の合併症が特に減少しており,なかでも皮膚障害が著しく少なくなっていた.
 これらのことをふまえて,ストーマ造設術に伴う外科的合併症としては,位置不良,陥凹,脱出,ヘルニア,狭窄などがストーマケアにおいても問題を有する合併症であり,再造設の適応が考慮される,また一方では,ストーマ管理の上からも合併症が明らかにされており,その原因に関して考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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