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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻12号

1994年11月発行

文献概要

綜説—今月の臨床

障害肝切除時の術中・術後管理

著者: 田中明1 高田泰次1 山本雄造1 猪飼伊和夫1 森本泰介1 山岡義生1

所属機関: 1京都大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1435 - P.1441

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 肝切除の際に障害肝として問題となるのは,①肝硬変,②閉塞性黄疽,③活動性慢性肝炎などである.一方,肝切除の術中,術後管理の問題点としては,①手術手技に関するものと,②管理に関するものとに分類できるが,それらについて、その病態と対策について言及する.教室では生体部分肝移植を手掛けており,小児と成人の違い,末期肝疾患に対し新しい肝臓を移植することと機能の低下した肝臓を限界まで切除することの違い,移植後の抗凝固療法,免疫抑制療法,ウイルス感染症の有無による違いはあるものの、肝移植の術中・術後管理は障害肝の肝切除には参考になるところが多いので,その点についても言及する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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