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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻13号

1994年12月発行

文献概要

特集 外科手術と輸血—最近の動向

手術時の輸血準備—Type & Screen, MSBOS

著者: 吉田久博1 伊藤和彦2

所属機関: 1山口大学医学部附属病院薬剤部 2京都大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲:P.1531 - P.1536

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 Type & Screen(T&S),MSBOSは,医療費の削減,手術用血液製剤の有効利用ならびに輸血検査業務の省力化・合理化を目的として考案された輸血システムである.T&Sは術中輸血の可能性が低く出血量の少ない待機的手術に適応されるシステムで,術前に血液型判定と不規則抗体検査を行い,輸血が必要になった時点で血液を用意する.MSBOSは輸血頻度の高い術式に適応されるシステムで,術前に必要最小の予備量を見込んだ血液量を確保し,十分な検査を行ったのち手術を実施する.両システムは相補的な関係にある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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