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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻13号

1994年12月発行

特集 外科手術と輸血—最近の動向

輸血感染症の対策

著者: 清川博之1

所属機関: 1福岡県赤十字血液センター

ページ範囲:P.1565 - P.1569

文献概要

 わが国の輸血による感染症は各種のスクリーニング検査が導入されて著減しつつある.特にHCVのための特異的で感度のよい検査法が開発されたことにより,輸血後肝炎対策は大きく前進した.輸血感染症を根絶させるために問診(自己申告)およびスクリーニング検査により,感染血液を排除する方法からさらに一歩進めて,輸血に使用される赤血球製剤,血小板製剤,血漿製剤それぞれに化学処理を行って直接的にウイルスを不活化する方法,白血球除去やフィルターによりウイルス除去を行う方法などが試みられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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