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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻13号

1994年12月発行

特集 外科手術と輸血—最近の動向

術中自己血回収法の実際

著者: 山口明満1 北村信夫1

所属機関: 1国立大阪病院心臓血管外科

ページ範囲:P.1571 - P.1576

文献概要

 開心術における術中自己血回収法として,当科で用いている限外濾過法とCellSaverにつき,その手技の実際,成績について紹介した.限外濾過法のみを用いた場合は,術中の術野の出血が回収できないため,体外循環終了後から手術終了までの出血量が失血となるため,輸血を必要とする場合が多くなる.そのため,術中の工夫により術野のほとんどの出血が回収できるCell Saverを使用し,症例に応じて適宜限外濾過をも体外循環に組み合わせることにより,より多くの開心術症例で無輸血症例が増加するものと思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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