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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻13号

1994年12月発行

文献概要

外科研修医実践講座・18

術中偶発損傷—予防と処置

著者: 鶴丸昌彦1 澤田寿仁1

所属機関: 1虎の門病院消化器外科

ページ範囲:P.1595 - P.1599

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はじめに
 どんなに経験を積んだ外科医であろうとも,手術中に思わぬトラブルで足がすくむようなことがある.経験を積むうちにdangerous zoneというものがわかり,また他人の経験を見聞し,耳学問することによりトラブルを起こす確率も減るし,それに対する対策で武装し逞しい外科医になっていくものである.常に術中トラブルとは背中合わせであり,起こりうるトラブルに対してその予測と対策について準備しておく必要があるのは当然である.
 本稿では,おそらく1回は経験するような比較的よく遭遇する術中トラブルについて,その予防と処置について述べる.紙面の都合で胃手術,食道手術,直腸手術を例にとり述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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