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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻13号

1994年12月発行

イラストレイテッドセミナー・9

はじめてのS状結腸切除術/「S状結腸切除術」に対するコメント

著者: 篠原尚1

所属機関: 1京都大学第2外科

ページ範囲:P.1603 - P.1615

文献概要

 1.術者は左に立ち、臍上5cmから恥骨上部に至る腹部正中切開を加える.上方は切り上げすぎると小腸が脱出して操作のじゃまになり,臍までだと下腸間膜動脈根部の処理がやりにくいので,根部レベルまでの切開がよい.下方は腹膜切開時に膀胱を損傷しないように気をつける.ただし,病巣部位や郭清に応じて切開を縮小してもよい.
 2.腹腔内を精査したのち開創器をかける.恥骨上まで切開した場合は、創下部で腹膜と皮膚とを2か所マットレス縫合で固定する.正中寄りに糸をかけないと効果がない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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