文献詳細
文献概要
一般外科医のための医療材料カタログ・11
ストーマ用品
著者: 有我隆光1 尾崎正彦1
所属機関: 1横浜労災病院外科
ページ範囲:P.227 - P.229
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現在でも直腸切断,膀胱全摘などの手術の結果としてストーマを造設される患者は多く,その管理の優劣によりその人のQOLは大きく異なる.しかし,その管理の行いやすさを大きく左右するのはストーマ造設の位置や形状(ストーマの高さ,腹膜外法)であり,外科医は現在のストーマ造設の原則について熟知していなければならない1).一方,その管理に用いる道具は種々開発され,現在では多くの製品が使用可能となっている.ストーマ用品の役割は,排泄物を収集する機能だけでなく,ストーマの保護と同時にストーマ周囲の皮膚をも持続的に保護することであるが,それぞれの特徴を把握し病態に合った製品を選択することで,多少のストーマに関する合併症は管理可能となってきている.今回はストーマ用品の概略について簡単に述べてみたい.
現在でも直腸切断,膀胱全摘などの手術の結果としてストーマを造設される患者は多く,その管理の優劣によりその人のQOLは大きく異なる.しかし,その管理の行いやすさを大きく左右するのはストーマ造設の位置や形状(ストーマの高さ,腹膜外法)であり,外科医は現在のストーマ造設の原則について熟知していなければならない1).一方,その管理に用いる道具は種々開発され,現在では多くの製品が使用可能となっている.ストーマ用品の役割は,排泄物を収集する機能だけでなく,ストーマの保護と同時にストーマ周囲の皮膚をも持続的に保護することであるが,それぞれの特徴を把握し病態に合った製品を選択することで,多少のストーマに関する合併症は管理可能となってきている.今回はストーマ用品の概略について簡単に述べてみたい.
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