文献詳細
文献概要
特集 肝癌治療の最新ストラテジー 肝切除療法の実際と治療成績
3)グリソン鞘—括処理による肝切除術
著者: 山中若樹1 岡本英三1
所属機関: 1兵庫医科大学第1外科
ページ範囲:P.289 - P.294
文献購入ページに移動 肝臓外科入門としての一括テーピング手技の習得
1)右主枝と後区域枝をテーピングすればおのおのを遮断することにより,前区域,後区域,内側区域の境界は容易に同定でき,区域診断に絶大な威力を発揮する.
2)亜区域切除でも区域枝を遮断して行えば出血量は減る.
3)肝葉切除においても主枝を一括テーピングして行えば短時間に手術を終えることができる.以上のように,区域診断,出血点,手術時間の3点で非常に有用な手技である.
1)右主枝と後区域枝をテーピングすればおのおのを遮断することにより,前区域,後区域,内側区域の境界は容易に同定でき,区域診断に絶大な威力を発揮する.
2)亜区域切除でも区域枝を遮断して行えば出血量は減る.
3)肝葉切除においても主枝を一括テーピングして行えば短時間に手術を終えることができる.以上のように,区域診断,出血点,手術時間の3点で非常に有用な手技である.
掲載誌情報