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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻3号

1994年03月発行

文献概要

一般外科医のための医療材料カタログ・12

医療用不織布

著者: 尾崎正彦1

所属機関: 1機浜労災病院外科

ページ範囲:P.346 - P.347

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 はじめに
 リネン(linen)とは本来,亜麻布という意味であるが,医療材料におけるリネンは,手術衣,オイフ,マスクなどの綿織物,布類の総称として使用されている.リネンに要求される条件としては,①滅菌処理が可能である,②適当な吸湿性,保温性を有する,③撥水性を有する,④適度な弾力性,柔軟性がある,などの点であるが,それらすべてを十分に満足させる織物はない.
 最近では,従来の織物にかわり,種々の材料や化学合成繊維を加工した不織布による製品が利用されるようになってきた.われわれの病院では,平成4年6月開院以来,手術室で使われるすべてのリネン材料から一般処置用のオイフに至るまで,原則として,不織布製品を使用してきた.連載最終回の今回は,種々の不織布について,われわれの使用経験・印象を中心に述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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