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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻3号

1994年03月発行

文献概要

臨床報告

急性虫垂炎を併発した若年性原発性虫垂癌の1例

著者: 小玉正太1 城崎洋1 池原康人1 稲田繁充1 樋口恒夫1

所属機関: 1白十字病院外科

ページ範囲:P.371 - P.374

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 はじめに
 原発性虫垂癌は比較的まれな疾患で,虫垂切除症例全体の0.01〜0.2%といわれている1,2).術前に確定診断を得ることは困難であり,大部分は虫垂炎、回盲部腫瘤、盲腸周囲膿瘍などの診断で開腹され,術後の病理組織学的検索により初めて確定診断が下されることが多い3,4)
 今回われわれは,術前に診断しえなかった,きわめてまれな若年性原発性虫垂癌を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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