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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻3号

1994年03月発行

文献概要

臨床報告

癌終末期医療における塩酸モルヒネ大量投与(5,000mg/日)の1例

著者: 山村義孝1 紀藤毅1

所属機関: 1愛知県がんセンター消化器外科

ページ範囲:P.381 - P.384

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 はじめに
 近年における癌患者の増大と“生活の質”(qual-ity of life, QOL)を重視する観点から,末期癌患者に対する終末期医療(ターミナルケア)の重要性が認識されるようになってきた.このターミナルケアの根幹となるのが疼痛対策であり,その中心となるのがモルヒネである.
 今回,5,000mg/日の塩酸モルヒネを持続静脈内投与することにより,直腸癌の再発による癌性疼痛を抑制し,終末期におけるQOLを良好に維持できた1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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