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文献概要
特集 術中肝エコーのABC
術中エコーに必要な器具と知識
著者: 羽木裕雄1 跡見裕1 立川勲1
所属機関: 1杏林大学医学部第1外科
ページ範囲:P.543 - P.548
文献購入ページに移動術中エコーに用いられる探触子は走査がしやすく,かつ小型であることが望ましい.周波数は5.0 MHz〜7.5 MHzに設定されており,近距離分解能を高めるように工夫されている.
実際のスキャンに際しては,見落としのないように対象臓器全体をくまなく検索し,病変部と脈管系との位置関係を正確に把握することが重要である.走査しやすい体位を考えて皮膚切開をおくだけでも手術時間の短縮がはかれる.様々な工夫を凝らし,検査のための検査に終わらせないことが大切である.
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