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文献概要
手術手技
小児包茎手術(環状切開)に対する工夫
著者: 末浩司1 上野孝毅1
所属機関: 1飯塚病院小児外科
ページ範囲:P.639 - P.641
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最近,小児の包茎に対して低年齢で手術を希望する母親が増加しているが,その場合,背面切開の術後形状を考えて環状切開を選ぶことが多い.しかし,術後の創部腫脹が母親を心配させる原因になったり,幼児では亀頭を露出させすぎてかえって期待外れにさせることがある.また,手術手技についても,包皮切除というあまりに単純な手技のため教科書的に詳細に記載されていることが少ないのが現状である.包茎手術については各施設で工夫されているようであるが1,2),われわれも環状切開に多少の工夫をほどこし,良好な結果をみているので報告する.
最近,小児の包茎に対して低年齢で手術を希望する母親が増加しているが,その場合,背面切開の術後形状を考えて環状切開を選ぶことが多い.しかし,術後の創部腫脹が母親を心配させる原因になったり,幼児では亀頭を露出させすぎてかえって期待外れにさせることがある.また,手術手技についても,包皮切除というあまりに単純な手技のため教科書的に詳細に記載されていることが少ないのが現状である.包茎手術については各施設で工夫されているようであるが1,2),われわれも環状切開に多少の工夫をほどこし,良好な結果をみているので報告する.
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