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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻6号

1994年06月発行

特集 静脈系疾患診療の新しい展開

肺梗塞症

著者: 星野俊一1 小野隆志1

所属機関: 1福島県立医科大学心臓血管外科

ページ範囲:P.719 - P.726

文献概要

 肺梗塞症,肺塞栓症は,欧米において頻度が高く本邦では少ないとされていたが,近年,本邦においても決して稀ではなく,しばしば急死の原因となることが認識されつつある.本症には早期診断,早期治療が大切であり,診断には肺血流シンチ,肺動脈造影およびDuplexscanningなどが有用である.治療には,線溶療法や抗凝固療法を中心とした内科的治療と外科的な塞栓摘除術,さらに再発予防のための下大静脈フィルターが挙げられ,救命率を上げるために様々な工夫がなされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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