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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻6号

1994年06月発行

イラストレイテッドセミナー・3

はじめての成人鼠径ヘルニア根治術・LESSON3

著者: 篠原尚1

所属機関: 1京都大学第2外科

ページ範囲:P.737 - P.745

文献概要

 23.内鼠径輪縫縮(23〜28番):小児ヘルニアと違って,成人の場合には内鼠径輪が拡大伸展していることが多く,単に嚢を切除しただけでは再発をきたすので縫縮する必要がある.まず,前壁補強として内腹斜筋膜下縁→内精筋膜の両切離縁→iliopubic tract→鼠径靱帯の順に,3-0絹糸強彎角針で1針かける.シェーマではヘルニア嚢の中枢側断端が描かれているが,実際はすぐに奥に落ち込んでしまっているから,いわばヘルニア門に閂をおろすことになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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