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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻6号

1994年06月発行

臨床報告

癌結節および静脈腫瘍栓にまで自然壊死をきたした肝細胞癌の1例

著者: 林俊之1 高崎健2 山本雅一2 清水泰2 羽生富士夫2 武雄康悦3 笠島武3

所属機関: 1中山記念胃腸科病院外科 2東京女子医科大学消化器病センター外科 3東京女子医科大学消化器病センター第2病理

ページ範囲:P.793 - P.797

文献概要

 はじめに
 肝細胞癌は壊死を起こしやすい腫瘍といわれており1),TAEなどの治療が施行されていない症例にも自然壊死がしばしば認められる.しかし,壊死率90%以上の高度な自然壊死となるとその報告例は少ない2,3)
 今回われわれは,2つの癌結節および肝静脈腫瘍栓まで高度な自然壊死に陥った肝細胞癌の切除例を経験したので,切除標本の組織像および画像診断について若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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