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特集 腹腔鏡下の腹部救急疾患診療
腹腔鏡下の婦人科救急疾患診療
著者: 宮本尚彦1 岩田嘉行1
所属機関: 1川崎市立川崎病院産婦人科
ページ範囲:P.853 - P.859
文献購入ページに移動 産婦人科領域における腹部救急疾患は,子宮外妊娠,卵巣出血,卵巣嚢腫茎捻転,チョコレート嚢腫の破裂,急性骨盤内感染症,過剰排卵症候群などがある.これらは強い下腹部痛を主訴とし,過剰排卵症候群を除いて腹腔鏡の適応になりうる.腹腔鏡は,鑑別診断ばかりでなく,開腹手術に比べて侵襲が少なく,治療にも非常に有用である.これらは基本的には腹腔鏡下手術で処理しうるもので,婦人科でも腹腔鏡下手術が広く発展しつつある.
ここでは,外科の医師が腹部救急疾患でこれらの婦人科疾患に立ち会った際の診断および腹腔鏡下での処理の方法について述べる.
ここでは,外科の医師が腹部救急疾患でこれらの婦人科疾患に立ち会った際の診断および腹腔鏡下での処理の方法について述べる.
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