文献詳細
文献概要
臨床報告
絞扼性イレウスを呈した小腸型Chilaiditi症候群の1手術例
著者: 福田淑一1 平尾智1 吉岡幸男1 鷹取浩1 塚崎義人1 木下博明2
所属機関: 1ツカザキ病院外科 2大阪市立大学医学部第2外科
ページ範囲:P.911 - P.914
文献購入ページに移動消化管の一部が右横隔膜と肝臓の間に嵌入した状態を総称してChilaiditi症候群といい,比較的まれな病態である.しかし,症状を呈することが少ないため偶然発見されることが多く,また,嵌入する消化管の大部分は結腸で小腸はまれである.われわれは絞扼性イレウスを呈した小腸型Chilaiditi症候群の1手術例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
掲載誌情報