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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻8号

1994年08月発行

文献概要

臨床報告

大腸癌イレウスに合併し,多発穿孔をきたした閉塞性小腸炎の1例

著者: 大下裕夫1 田中千凱1 種村廣巳1 加地秀樹2

所属機関: 1岐阜市民病院外科 2岐阜市民病院病理検査部

ページ範囲:P.1061 - P.1065

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 はじめに
 近年,大腸癌イレウスにおいて,閉塞部より口側大腸に潰瘍性病変がみられる閉塞性大腸炎を合併した症例の報告が増加している.一方,大腸癌イレウスに起因した閉塞性小腸炎に関する報告例はまれであり,現在までに楠山ら1)が8例を集計しているにすぎない.われわれは,横行結腸癌によるイレウスに合併し,多発穿孔をきたした閉塞性小腸炎の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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