臨床外科49巻9号

1994年09月発行

特集 癌の外科治療とインフォームド・コンセント（IC）

結腸直腸癌患者へのIC

著者： 神代龍之介¹ 政所節夫² 関根毅³ 綿谷正弘⁴ 安富正幸⁴

所属機関： ¹外科胃腸科肛門科神代医院 ²福岡大学医学部第2外科 ³埼玉県立がんセンター腹部外科 ⁴近畿大学医学部第1外科

ページ範囲：P.1155 - P.1162

文献概要

〔症例設定〕
1）68歳女性．ポリペクトミーで茎への浸潤あり，結腸半切除術を予定した遠隔転移（—）の　術前例
2）59歳男性．H₁肝転移（＋）のS状結腸癌で，前方切除術とともに肝転移巣切除予定の術前　例
3）45歳男性．Rb直腸癌で主治医がベターと判断する拡大直腸切断術ではなく，患者が括約筋　温存直腸切除術を望んでいる場合の術前例