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文献詳細

雑誌文献

臨床外科49巻9号

1994年09月発行

臨床報告

胸骨正中切開後の難治性胸骨縦隔感染に対する大網充填術の経験

著者: 中尾健太郎1 斎田清彦1 久代裕史1 山本登1 澁澤三喜2 草野満夫2

所属機関: 1菊名記念病院外科 2昭和大学医学部外科

ページ範囲:P.1201 - P.1204

文献概要

 はじめに
 胸骨正中切開手術後の胸骨前縦隔感染を起こす頻度は0.4〜5%とまれであるが1,2),いったん起こると難治性であり,重篤な合併症の1つである.最近われわれは,糖尿病が併存する心筋梗塞症例に冠動脈バイパス手術(以下CABG)を施行し,術後,正中創感染のため開放創となったが,一期的に大網充填術を施行し,良好な結果を得たので,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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