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脳腫瘍46例の外科的経驗
著者: 陣內傳之助1
所属機関: 1岡山醫科大學第一外科
ページ範囲:P.584 - P.588
文献購入ページに移動 臨床的に脳腫瘍といえば,必ずしも病理学的に腫瘍と名づくべきものに限らず,頭蓋内に発生したあらゆる種類の新生物を含むことは周知の如くである.
私が九大友田外科教室に於て,過去5年間に集め得た脳腫瘍患者は第1表の如く寄生虫によるものや慢性脳膿瘍等まで含めて僅か46例で,本邦脳外科の先達諸家のそれに比して甚だ例数も少ないけれども,九州地方に於ける脳腫瘍という意味からも強ち意義のないことではないと考えて,敢てこゝに報告申上げた次第である.
私が九大友田外科教室に於て,過去5年間に集め得た脳腫瘍患者は第1表の如く寄生虫によるものや慢性脳膿瘍等まで含めて僅か46例で,本邦脳外科の先達諸家のそれに比して甚だ例数も少ないけれども,九州地方に於ける脳腫瘍という意味からも強ち意義のないことではないと考えて,敢てこゝに報告申上げた次第である.
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