文献詳細
文献概要
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肺蛭—1異所寄生6例に就て—附 最近60年間に於ける統計的観察
著者: 郭宗波1
所属機関: 1國立臺灣大學醫學院附屬病院第二外科教室
ページ範囲:P.592 - P.599
文献購入ページに移動I.緒言
肺蛭の異所寄生は稀有のものにあらず.その報告例は多数にして,人体の殆んど凡ゆる場所に異所寄生する感すらあり.又人以外にても虎,豹,犬,猫,狐,狸,黄鼬,豚等に自然寄生が報告せられており,実驗的にては兎,海猽,鼡,白鼡にも感染する事が出来得る.故に1918年恩知氏は肺蛭は「蟹を捕食する野獸間の寄生虫なりと言えり.
その地理的分布を見るに台湾省を始め中國各地,日本,朝鮮,安南,交趾,Philippine,印度,Siam Malay,北米の一部,南米北部,Africa,の一部,Newguina等世界各地に亘れり.
肺蛭の異所寄生は稀有のものにあらず.その報告例は多数にして,人体の殆んど凡ゆる場所に異所寄生する感すらあり.又人以外にても虎,豹,犬,猫,狐,狸,黄鼬,豚等に自然寄生が報告せられており,実驗的にては兎,海猽,鼡,白鼡にも感染する事が出来得る.故に1918年恩知氏は肺蛭は「蟹を捕食する野獸間の寄生虫なりと言えり.
その地理的分布を見るに台湾省を始め中國各地,日本,朝鮮,安南,交趾,Philippine,印度,Siam Malay,北米の一部,南米北部,Africa,の一部,Newguina等世界各地に亘れり.
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