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最近の外国外科
人類脳前頭葉機能変化及びその研究の方法としての選択的脳皮質下切離法—America,他
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ページ範囲:P.611 - P.612
文献購入ページに移動 スコビール氏によれば同氏の脳皮質下切離法は次の目的を以て考案されたとしている.
即ち前頭葉皮質の一定の領域に吸引管とスパーテルとを用いて,灰白質と白質の比較的血管の乏しい連結部で切離線を作ることが出来るから,それによつて,その部分の脳皮質の長い連合纖維を切断するのである.又隣接脳回轉えの短いU字連合纖維を切断するには隔離すべき領域の周辺部で灰白質の方に浅く引きかけるようにして切断すると矢張これが出来るのである.かくしてこの皮質下切離法は脳の隣接部の血行を妨げることなく個々の皮質損傷を生ぜしめ得る方法をなすものであるとしている.
即ち前頭葉皮質の一定の領域に吸引管とスパーテルとを用いて,灰白質と白質の比較的血管の乏しい連結部で切離線を作ることが出来るから,それによつて,その部分の脳皮質の長い連合纖維を切断するのである.又隣接脳回轉えの短いU字連合纖維を切断するには隔離すべき領域の周辺部で灰白質の方に浅く引きかけるようにして切断すると矢張これが出来るのである.かくしてこの皮質下切離法は脳の隣接部の血行を妨げることなく個々の皮質損傷を生ぜしめ得る方法をなすものであるとしている.
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