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ベルベリンの創面治癒に関する研究
著者: 橫田浩吉1 富井眞英2 谷川博2
所属機関: 1京都府立醫科大學 2京都府立醫科大學外科學教室
ページ範囲:P.298 - P.307
文献購入ページに移動今更言うまでも無い事であるが,感染創の療法には無菌的処置Aseptikと殺菌的処置Antiseptikとの二大綱があつて,前者は自然の治癒に待つ事多く,大体確実であるが経過は迂遠である. 後者は最近に至つて化学的抗菌藥剤が次々と創製せられて目醒ましい進歩を遂げ,経過も迅速である.
然し臨床上の経驗より言えば強度の殺菌剤は必ずしも化膿を軽減せず,有力なる抗菌剤も必ずしも治療効果を齎らさない事は何人も気のつく処である.
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