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文献詳細

雑誌文献

臨床外科5巻7号

1950年07月発行

文献概要

特集 蛋白問題・1

外科領域に於ける血漿蛋白と肝臟機能に関する臨床的並に実驗的研究

著者: 松倉三郞1 北岡義尊2

所属機関: 1日本醫科大學 2日本醫科大學外科學教室

ページ範囲:P.341 - P.347

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 外科領域疾患の治療に当つては手術が重要なる部門を占めていることは云うまでもないが,手術と云う大なる侵襲,続いて行われる或る程度の制限食事の不可欠なる関係上術後の体力恢復或は合併症の防止は更に重要と云うべきである. 從つて古くから術前術後の療法に幾多の努力がなされ就中予後と肝臟機能とに関しては優秀なる業績が多数存している.
 近時蛋白代謝の研究が盛んになるにつれ外科領域に於ても術前術後の蛋白代謝が重要視され,この方面より術後の合併症の防止,体力恢復の促進等の処置が深く研究されるに至つた. 我が松倉外科教室に於ても本問題に関し研究を行い,その成績は即に発表し来た. 而してその研究の一端として血漿蛋白就中血清グロブリンと肝臟機能との関係に就て檢討を行つた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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