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文献詳細

雑誌文献

臨床外科5巻8号

1950年08月発行

文献概要

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先天性肺動脈狹窄(Fallot氏4主徴型)に対するBlalock-Taussig氏手術及びPotts-Smith氏大動脈肺動脈吻合術

著者: 井深健次

所属機関:

ページ範囲:P.398 - P.406

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 胸腔内の臟器として肺臟は勿論縱隔洞内の胸腺,食道或は迷走神経,交感神経に対する外科手術は既に相当多数行われている. 又それ等はそれぞれ一定の手術として既に認められ且つその適應症も定まつて来ている.
 心臟に対しては,從来主として,その外傷或は心臟壁内異物(例えば留彈)に対する外科手術が施され,それに関する症例報告も可成の数に昇つておる. しかし,心臟自身の疾患の変化に対する心臟手術に外科医が直接に手を下すことは,既に多少は試みられてはいるが,未だ一般に認められるまでには至つてない. 勿論これまでに僧帽弁口狹窄などに対しては種々の手術が相当古くから試みられ,現在でもこれに対して,選択的閉鎖不全形成或は弁膜成形術などの手術法が考えられている1). しかし,これ等も現在のところでは未だ十分に発達してはをらないで,将来の研究に待つている状態である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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