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文献詳細

雑誌文献

臨床外科5巻8号

1950年08月発行

文献概要

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手術後の発汗異常について

著者: 高木健太郞1 廣川潔2 細野耕爾2 島田久八郞2

所属機関: 1新潟大學 2新潟大學醫學部生理學教室

ページ範囲:P.414 - P.417

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 I. 緒論
 久野1)により発見され,緒方2)はにれを系統的に研究して,鬱血又は鬱血の消散がその動機であると結論された半側発汗反射現象は,最近高木3)により,その動機は体部圧迫による反射であることが,種々の実驗により立証された. 著者等はこの温熱性半側発汗反射現象を臨床上に應用して種々の疾患又はその経過中に於いて,本反射の消失する場合を見出してその疾患の程度及び経過を知らんとし,又健康者については疲労と本反射の消失が何か関係があるかも知れないと云う予想をもつて,7月,8月の盛夏を利用して,広川・細野は本学桂内科,皮膚泌尿器科,外科の入院患者及び本教室員,学生,市内某小学校兒童の健康者について,又島田は國立柏崎療養所入所患者について発汗檢査を行つた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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