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特集 蛋白・3
外科領域に於ける蛋白代謝
著者: 濱光治1
所属機関: 1和歌山醫科大學外科教室
ページ範囲:P.464 - P.467
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外科領域に於ける蛋白代謝の問題については古くより論議せられて居るが戰後アメリカ医学の動靜が判明すると共に我國に於ても此の問題について種々の研究が行われ,最近蛋白代謝と脳下垂体,副腎機との関係が判明するに及んで茲に新しい段階に達したものと考えられる. 私は実驗的及び臨床的低蛋白症について血漿蛋白の消長及び内分泌系(殊に副腎)並びに蛋白代謝に密接な関係があるものとみられる肝臟の態度を中心として外科的侵襲による影響を知らんとした.
外科領域に於ける蛋白代謝の問題については古くより論議せられて居るが戰後アメリカ医学の動靜が判明すると共に我國に於ても此の問題について種々の研究が行われ,最近蛋白代謝と脳下垂体,副腎機との関係が判明するに及んで茲に新しい段階に達したものと考えられる. 私は実驗的及び臨床的低蛋白症について血漿蛋白の消長及び内分泌系(殊に副腎)並びに蛋白代謝に密接な関係があるものとみられる肝臟の態度を中心として外科的侵襲による影響を知らんとした.
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