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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻1号

1995年01月発行

臨床報告・1

血液型の変化を示した大腸癌穿孔性腹膜炎の1例

著者: 曽我良平1 長谷川潔1 小森義之1 蓮見昭武1 青木春夫1 長谷川岩三2

所属機関: 1藤田保健衛生大学消化器外科 2藤田保健衛生大学輸血部

ページ範囲:P.101 - P.104

文献概要

はじめに
 最近われわれは,横行結腸癌に伴う大腸穿孔による汎発性腹膜炎,エンドトキシン・ショックの1例を経験したが,本例のABO式血液型は従来A型といわれていたが,腹膜炎手術時には血球はAB型を,血清はA型を示し,獲得Bと呼ばれる変化を呈していた.そこで,この血液型の変化と大腸穿孔性腹膜炎との関連,ならびに獲得Bに対する輸血時の対応法について,若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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