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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻10号

1995年10月発行

臨床報告・1

上大静脈症候群に対し右内頸静脈—大腿静脈間バイパス術が奏効した1例

著者: 岡本哲也1 錦見尚道1 桜井恒久1 池沢輝男1 矢野孝1 二村雄次1

所属機関: 1名古屋大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1371 - P.1374

文献概要

はじめに
 上大静脈症候群は,悪性疾患や縦隔炎,血栓症によって上大静脈が外因性・内因性に狭窄または閉塞した結果,静脈還流障害をきたし,上半身のうっ血が惹起される徴候を示す1).今回われわれは,原因不明の上大静脈症候群で脳浮腫をきたした症例に対して,緊急手術としてリング付expanded polytetrafuluoroethylene(ePTFE)グラフトを用いた内頸静脈〜総大腿静脈間バイパス術を施行したところ,著明な臨床効果を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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