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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻11号

1995年10月発行

特集 術後1週間の患者管理

Ⅰ.術式別:術後1週間の患者管理 2.乳房手術

乳房切除術

著者: 竹内透1 三浦重人1

所属機関: 1愛知県がんセンター乳腺外科

ページ範囲:P.30 - P.34

文献概要

 乳癌に対する乳房切除術(腋窩郭清を伴った)の術後管理について述べる.乳房切除術の術後管理として重要なのは創自体とドレーンの管理,つまり局所管理および術後のリハビリテーションであり,特に術後1週間以内の早期の管理が重要といえる.局所管理の善し悪しにより創傷治癒が左右されるといえる.創感染や皮弁壊死を広範囲に起こした場合,創の緊張が増しリハビリテーションにも影響を与えることを念頭におき処置を行うべきである.また,術後早期からリハビリテーションを始めることにより,上肢および肩関節の運動制限を最小限にすることが可能であり,患者自身の社会復帰を早めることができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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