icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻11号

1995年10月発行

特集 術後1週間の患者管理

Ⅰ.術式別:術後1週間の患者管理 5.胃・十二指腸手術

幽門側胃切除術

著者: 木下平1

所属機関: 1国立がんセンター東病院外科

ページ範囲:P.87 - P.91

文献概要

 幽門側胃切除術後の管理について概説した.この手術は合併症が少なく安全な手術として確立しているため油断しがちになる.術後の合併症は手術適応,術前・術中・術後管理,そして手術そのものの結果であることを銘記すべきである.術後1週間の患者管理はいわゆる早期合併症を考慮して行うわけであるが,1週間以降の合併症と比較して重篤化することが多いので,より細心の注意が必要である.本文でも述べるように全身状態の把握(脈拍,血圧,発熱,呼吸状態など)が最も重要であり,異常を早く検知し合併症の検索を行い対応することで,合併症の重篤化を回避することができる.治療法の選択にも全身状態の把握が必須である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら