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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻11号

1995年10月発行

文献概要

特集 術後1週間の患者管理 Ⅰ.術式別:術後1週間の患者管理 6.大腸・肛門手術

結腸切除術

著者: 綿谷正弘1 西村圭介1 家田真太郎1 藤本喜代成1 肥田仁一1 久保隆一1 犬房春彦1 安富正幸1

所属機関: 1近畿大学医学部第1外科

ページ範囲:P.118 - P.122

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 結腸切除後1週間の患者管理の要点は,全身的合併症の予防,縫合不全と創感染の防止ならびに早期社会復帰への用意である.術直後から術後回復期までは他の腹部手術と大差はなく,呼吸・循環動態の管理,疼痛対策と全身的合併症に対する適切な対策が主体となる.経口摂取が開始される術後回復期から安定期では,縫合不全と創感染予防が重要である.術後合併症は複雑な要因が関与し発生するので,術後の病態生理学的知見を理解することが術後管理において重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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