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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻11号

1995年10月発行

特集 術後1週間の患者管理

Ⅰ.術式別:術後1週間の患者管理 7.肝臓手術

肝(亜)区域切除術

著者: 関仁誌1 宮川真一1 川崎誠治1

所属機関: 1信州大学医学部第1外科

ページ範囲:P.155 - P.159

文献概要

 肝(亜)区域切除の対象となる疾患の大部分は原発性肝細胞癌である.系統的(亜)区域切除とは担癌門脈枝領域の切除を目指したもので,肝細胞癌の門脈親和性から考えて合理的な術式であり,その重要性はますます認識されるようになった1).肝細胞癌のほとんどが慢性肝炎や肝硬変を合併しているため,術後管理には十分な注意が必要である2).特に,大量の血漿製剤や利尿剤を用いるため水分・電解質の管理が重要となり,また肝離断面からは出血や胆汁の流出が認められることがあるので,ドレーンの管理には慎重でなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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