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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻11号

1995年10月発行

特集 術後1週間の患者管理

Ⅰ.術式別:術後1週間の患者管理 14.内視鏡的手術

内視鏡的乳頭切開術

著者: 徳原真1 堀孝吏1 坂本昌義1 田川一海2

所属機関: 1三井記念病院消化器外科 2三井記念病院内視鏡センター

ページ範囲:P.286 - P.290

文献概要

 ESTは胆管結石の治療のみならず,膵胆道疾患の治療と診断に重要な手技である.技術の向上と処置器具の開発により合併症率も低下している.しかし,内視鏡下の処置のなかでは侵襲の大きいものであるため,手術に準じた管理が必要である.入院治療を原則とし,翌日までベッド上安静,48時間は禁飲食とする.禁食中は輸液管理として術後2日までは抗生剤蛋白酵素阻害剤を投与する.術後5日目で自他覚に異常所見がなければ退院を可としている.早期の合併症は出血,膵炎,穿孔,胆管炎などがあり注意を要する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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